話題の商品・面白商品使ってみた試してみた

一般人が話題の商品・面白商品を使ってみたり試してみた個人的な感想です。

EXILEエグザイルのカレー食べてみた

リア充か否かはエグザイルっぽいかエグザイル
っぽくないかで判別できると識者の間では言われている。

渋谷界隈にいる日焼けして身体を鍛えているようなエグザイルっ
ぽい奴らは高確率でリア充だし、エグザイルっぽくない我々のよう
なアキバにいる色白のもやしっ子は当然非リアということになる。

確かに海でバーベキューをしてるのも全員エグザイルっぽい奴らだし、クラブでクネクネ踊ってるのも総じて黒くて髭の男たちだ。
我々非リアがエグザイルっぽい奴らと会話してみたところで話は1ミリも合わないし、エグザイルを好きな女子が我々に惚れることも一生ないだろう。

そんなリア充の頂にいるエグザイルのさらにリーダーと呼ばれている、まさにリア充の教祖のような男が中目黒にカレー屋をオープンし、連日エグザイルっぽい奴らがわざわざ電車とバスを乗り継いでそのカレーを食べに来ているという。

本当は家の近くにゴーゴーカレーがあるはずなのになぜ縁もゆかりもない中目黒まで行ってカレーを食べるのか。

お前いつからそんなカレー好きになったのか。しかもエグザイルの得意料理がカレーだったとか聞いたことがない。真意を探るべく早速現地へと赴いた。

店には多くのエグザイル女子も客としているらしいので店に立ち寄る前に日サロでも行こうかと思ったが、そんな昨日今日の日焼けじゃすぐに偽ザイルだと見破られてしまうに違いない。
中目黒にはカレー屋のほかにエグザイルグループの巨大な事務所があり、1階はダンススクールとなっており、ちびっ子たちが将来ザイルになるべく、英才教育を受けていた。
ガラス張りの向こうで激しく踊り狂ってるちびっ子たちに見とれていると警備員がこっちを見ながらインカムで何かブツブツ呟きつつ近づいてきて「親御さんですか?」と詰問してきた。どう見てもエグザイルっぽくない不審者がガラスにへばりついている、と判断されたのだろう。この辺で立ち止まらないように促されたのでしょうがなくその場をあとにして、今度はその近くのエグザイルショップに足を延ばした。

そこにはダンサーが着るような大きめのサイズのトレーナーやジャージ(エグザイルのロゴ入り)が結構なお値段で販売されている。
ショップの前で記念の自撮りをする女子たちや中には修学旅行生らしき集団もたむろしていた。修学旅行と言えば我々の頃は奈良の大仏と京都の金閣寺と相場は決まっていたが、今どきはエグザイルショップである。
その服屋の近くにはさらに別の大きな倉庫のような建物があり、エグザイルグループ全体のグッズがぎっしりと売られている。しかも店員もまさにザイルにいそうなイケメンの長身揃い。客の女たちも店内を徘徊してるので自分も店員のふりをして声をかけようかと思ったが、よく見たら店員とは身長差が20センチ近くあるので泣く泣く断念した。
そしていよいよ駅前のエグザイルカレーショップへ。店のイラストはターバンを巻いた笑顔のリーダーが描かれており、インド仕様なのか元からなのか、顔がどこか茶色い。
店に入ると明らかにお前らザイルファンだろっていう派手めの女店員が2人、にこやかに出迎えてくれた。客もなぜか女2人組が圧倒的に多く、もうとっくにカレーを食べ終わっているにも関わらずタピオカをゆっくり飲みながらこの場に少しでも長く居たいという様子だった。
一押しメニューの生姜焼きカレー850円、カツカレー950円と若干高めの設定だが、家賃100万は超えるだろうこの立地ならそれもしょうがないのかもしれない。「こちらへどうぞ」とカウンターの1席だけ空いたスペースに案内されたが、なんと驚いたことに両サイドがまさにザイルにそっくりな男の一人客。キャップに浅黒い髭面というどこからどう見てもザイルを意識しているいでたちで一瞬「人間観察バラエティ・モニタリング」かと疑うほど、よくそんなベタなルックスでこの店に突撃できたなと感心した。
むしろ自分が知らないだけで本物のメンバーなのかもしれないが客の女たちの反応の無さからしておそらく偽ザイルなのだろう。しかもそんなコワモテな容姿にも関わらず「甘口のプレーンカレーお待ちしました」と女店員に高らかと発表される偽ザイル。確かにこの店のカレーは本格派なので甘口でも十分の辛さらしいが、そのカレーをフーフーしながら汗だくで食する偽ザイルのコントのような姿を見て思わず椅子から転げ落ちそうになってしまった。
スパイスが10種類ブレンドされているらしいそのカレーの味は確かに美味くはあった。